超低床車
2021.4.1 現在
1000形
製造年 | 2013年~ |
---|---|
両数 | 18両 |
定員(座席数) | 86人(33人) |
自重 | 24.3t |
最大寸法(長さ×幅×高さ) | 18,600mm×2,496mm×3,645mm |
電気方式 | DC600V |
台車 | 4輪独立台車 |
主電動機 | 三相かご形誘導電動機 100kw×4台 |
制御方式 | VVVFインバータ制御 |
ブレーキ方式 | 回生・発電ブレーキ併用油圧ディスクブレーキ、保安ブレーキ デッドマン機能付き |
補助電源 | 三相 AC440V/DC24V |
冷房装置 | 屋根置集中ユニット式 |
床高さ | 360mm(車内フロアー)、330mm(入口部) |
最高運転速度 | 40km/h(設計最高80km/h) |
加速度 | 3.5km/h/s |
減速度(非常) | 4.8km/h/s(5.2km/h/s) |
車体製造所 | 近畿車輛、三菱重工エンジニアリング、東洋電機製造 |
路面電車の未来へ向けて
1000形車両は、市内線の運行を目的としたワンマン仕様の超低床車両です。
2005年に導入した国産初の独立車輪方式・ワンフラット100%超低床車両5100形「グリーンムーバーマックス」(全長30m)のバリアフリー性能を継承しながら、全長を18.6mにすることにより、全ての路線で運行が可能となりました。
広島電鉄は、路面電車の未来へ向けた新しい「超低床車両1000形」の導入を進めていきます。
未来へ向けた新たな取り組み
制御装置、補助電源装置、空調装置及び車両情報装置等を新設計し、機能性、静粛性及びメンテナンス性の向上を図りました。環境への配慮として、車内灯をLED化し消費電力の低減を図りました。
バリアフリー機能として、完全低床式の車体、車いす・ベビーカースペースの設置、車内案内表示は5100形の機能を継承し、液晶型車内案内表示装置を新設するなど、電車の乗換え情報、周辺施設情報等を分かりやすく提供します。
乗降口上部には、扉開閉時の注意を促す扉開閉予告灯を新設し、安全性の向上を図りました。
運用状況
現在は、市内線のすべての路線(2号線を除く)で運行しています。
ネーミングの由来
グリーンムーバー・レックスの「LEX」はLight Excursion(ライト・エクスカーション=小旅行・周遊旅行)からつくった造語です。この車両で街中を軽快に楽しく移動するイメージから名付けました。
車両デザイン
ホワイトを基調とした爽やかな車体に、シックなリバーブルーと都会的なシルバーを組み合わせ、広島電鉄のイメージカラーである鮮やかなリーフグリーンをアクセントとして配しました。リバーブルーとリーフグリーンのコントラストは、水と緑の街、広島の景観イメージを表現しています。
グリーンムーバーの上品さと、グリーンムーバーマックスの爽やかさを融合させた、「街の質を上げるシックな移動体」です。
受賞歴
- 第13回ひろしまグッドデザイン賞特別賞